支部報 vol.46 2007.2
新年のご挨拶に代えて「幻と勇気ある行動を」
支部長 杉浦 譲治
会員の皆様、明けましておめでとうございます。 皆様には如何お過ごしでしょうか。
正月のNHKテレビの対談番組で聖路加病院の日野原先生は「お好きな言葉は?」と問われて、「幻と勇気ある行動」と答えられています。幻とは夢であり勇気ある行動とはベンチャー、冒険心だといわれました。
年と共に失われていくベンチャーの心に寂しさを感じていた矢先、私よりもさらに20年もの大先輩でなおかくしゃくとして人生を生きておられる先生の若々しい感性に驚きを感じながら、どんと一突きからだの中心に大きな頭突きをくらったような衝撃でした。老人としての自分を認めてしまうことの多い今日この頃、もっと若い感性を育てなければならないと年のはじめに実感したしだいです。
さて年の初めに協会の抱える様々な問題に少し触れてみたいと思います。
まずは会員の減少問題です。この事は当然のこととして協会の財政に大きな影響をもたらすと共に協会の活性化に大きくマイナスの要素をもたらしています。
社会の老齢化が進む中で、協会の老齢化はそれ以上の速さで進んでいます。若い人が建築生産における積算と言う領域に興味を示さないこと、また協会も若年層に対して適切な施策を行ってこなかったことも含めて当然の帰結であろうと思います。会員のみならず協会を支える「建築積算資格者」も圧倒的に老齢化が進んでいるのが現状です。
数量積算業務の世界で若い人が増えてきた事は非常に喜ばしいことですが、これはある意味でパソコンを操作する業務という意味からであり、パソコンの進化がこの業務を益々労働集約型に変えてきているのも事実でしょう。
積算職能が生涯職業としての対象となりうるものであり、知的産業としての魅力を喚起できるような社会的素地を作ることが必要でしょう。
また関心を持たせることへの一つの方法として、「建築積算資格者」には高校生から、「建築コスト管理士」には大学生から取り組めるような受験資格要件の改定というか年齢枠を広げるようなことも考える必要があるかもしれません。
若い人たちに「建築積算資格者」や「建築コスト管理士」の資格とその職能を理解させ、興味を持つように仕掛けることが今年以降の大きな活動テーマになります。
一方、価格の透明化や公正さなど社会は専門のコンサルタントを求めています。また海外のQSはサーベーヤーからコンサルタントに大きく変わってきています。協会もまたある部分でPAQSへの参加や、資格の国際認証への動きなどを一つの行動目標としコンサルタントを育てようとしています。我国は非常にコンサルタントの育ちにくい国だと言われています。特に建築コストにかかわるコンサルタントはまだ一つの世界を作るには至っていません。
協会もまた資格という花を美しく育てる根を作る努力と、根をはぐくむ土壌の改良に力を入れなければと考えています。
会員の皆様の中から「幻と勇気ある行動」をもって新しい職域に挑戦されるよう期待しています。
まだまだ協会の抱える問題はたくさんあります。次回からも皆さんと一緒に考えて生きたいと思います。
本年も良いお年をお過ごしください。
今年の八団体共催新年互礼会
総務委員会委員長 佐藤 佳久
新年あけまして、おめでとうございます。昨年は、暖冬かと思えば、いきなり平年を下回る寒さになり、景気を反映するような気象状況となりました。
さて、当協会が参加するようになって11回目の互礼会ですが、例年に倣い名古屋国際ホテル2階国際ホールにおいて建築関係八団体主催による新年互礼会が平成19年1月5日(金)午後6時から午後8時まで開催されました。
今年は(社)日本建築学会東海支部が幹事団体で、岡田優子さんが司会をされ、谷口元同会学術推進委員の「開会のことば」で始まりました。各団体長の紹介につづき加藤史郎同会支部長が主催者八団体を代表してあいさつをされました。今回は開会当初からお見えになりました、松原武久名古屋市長には「昨年起こったエレベーター及びアスベスト問題についてご指摘ご協力をいただきありがとう御座いました」と感謝のお言葉をいただきました。
また、今後の課題として三つのテーマをあげられました。
一つ目は耐震診断の件で、公共建築については進んでいるが一般住宅については7%程度しか終わっていないのが現状で今後皆様方のお力添えをいただきたい。
二つ目は2010年に尾張徳川家開府400年をむかえ、名古屋城本丸御殿の立替が決まり木造建築について知識のご協力をお願いします。
三つ目は来月行われる知事選についてですが、パートナーとして一緒に仕事をしてきた、神田知事の再選にむけ八団体の皆さまのご協力をお願いします。の言葉をいただき来賓のごあいさつを頂戴しました。
つづきまして、公職者の皆さまのご紹介につづき、愛知県議会議員の寺西学様より来賓のごあいさつを頂戴しました。
つづいて表彰者披露、祝電披露のあと、前年幹事役の服部滋(社)日本建築家協会東海支部愛知地域会会長による「乾杯」で和やかな宴が始まりました。
宴もたけなわのころ遅れていた神田真秋愛知県知事もお見えになり知事選への協力要請を交えながら来賓のごあいさつを頂戴しました。
今回の余興には「鼓夢座」という小中学生の女の子13名の皆さんによる和太鼓の演奏で、楽しく盛り上がり、名刺交換や料理・酒を酌み交わし懇談しました。
会の締めくくりには恒例の抽選会があり、新春から縁起のよい贈り物に顔をほころばせていました。今回は当会の藤曲役員が6等を引き当て、参加者の少ない当協会の3年連続当選という快挙に明るい一年になることを祈っています。
最後に来年主催幹事団体となる(社)日本建築協会東海支部支部長、松本壮一郎様の「閉会のことば」につづき「一本締め」で散会になりました。
積算資格者更新講習
資格制度委員会 委員長 生田 孝文
平成18年度建築積算資格者更新講習が名古屋会場を始めに金沢、静岡会場で開催されましたのでご報告致します。
場所 | 名古屋 | 金沢 | 静岡 |
講習日 | 平成18年10月28日(土) | 平成18年11月11日(土) | 平成18年11月18日(土) |
会場 | ウィル愛知 4階 ホール | 石川県地場産業振興センター 本館3階 | 静岡商工会議所会館 |
挨拶 |
(社)日本建築積算協会 東海北陸支部 副支部長 川辺 清次 |
(社)日本建築積算協会 東海北陸支部 支部長 杉浦 譲治 |
(社)日本建築積算協会 東海北陸支部 支部長 杉浦 譲治 |
愛知県建設部建設総務課建設企画室 主幹(建設技術グループ) 大久保智司 |
石川県土木部営繕課課長 地井 和裕 |
静岡県都市住宅部 営繕室 営繕企画室長 竹内 明正 |
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総論 |
国土交通省中部地方整備局営繕部 営繕積算調査官 長野 薫 |
国土交通省北陸地方整備局 金沢営繕事務所 事務所長 黒崎 一昭 |
国土交通省中部地方整備局営繕部 営繕積算調査官 長野 薫 |
第一編 「建築積算資格者の責任と業務」 | |||
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㈱棟建築企画 取締役 和田 浩嗣 |
石川工業高等専門学校 非常勤講師 塚田 律夫 |
㈱アイピーエス積算部 部長 藤曲 充信 |
第二編 企画・設計・施工段階におけるコスト管理 | |||
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国土交通省中部地方整備局営繕部 建築課積算係長 村山 強 |
国土交通省北陸地方整備局営繕部 設計課積算係長 阿部 敏雄 |
国土交通省中部地方整備局営繕部 建築課積算係長 村山 強 |
第三編 建物使用段階のコスト | |||
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㈱フジタ 名古屋支店建築部 部長 勝野 徹 |
㈲富山積算センター 代表取締役 笠谷 正 |
㈱フジタ 名古屋支店建築部 部長 勝野 徹 |
各会場更新講習出席状況
名古屋 | 金沢 | 静岡 | |
更新予定者 | 464 | 128 | 118 |
受講者 | 453 | 123 | 114 |
欠席者 | 11 | 5 | 4 |
受講率 | 97.6% | 96.1% | 96.6% |
建築コストの専門家を目指す(コスト管理士試験)
コスト管理士対応小委員会
■認定事業の目的
プロジェクト遂行にあたり、建築生産過程における発注・受注者を包含しコスト関連領域にある積算技術をベースに、自主精神に充ちた個の価値としての建築コストに堪能な技術者を育成し、コストの透明性・公平性・妥当性を追及して還元支援することで建築生産の発展と社会に寄与すると共に、建築積算技術者の技術水準及び社会的地位の向上を図ることを目的とする。
■2年目を迎えて
建築コスト管理士が担う業務の概要は、建築コスト管理士は、建築生産過程の川上(企画・構想)から川下(維持・保全)に至る領域において、データや手法を駆使して各段階ごとにコストの透明性・信頼性・確実性を追求した機能・性能に見合ったコスト管理を行い、建築コストを管理・把握し、発注者や設計者等に対し提案・助言する業務を担う。
これらの業務に携わる人材の中より、平成18年度は、東海北陸支部で、112名(全国1148名)の建築コスト管理士の合格者者を創出し2年目の本年も下記スケジュールにて実施した。
■ 試験スケジュール
受検申込書頒布
平成18年6月1日(木)から8月4日(金)
受検申込期間
平成18年7月1日(土)から8月4日(金)
筆記試験(学科と論文)
平成18年9月24日(日) 名古屋、金沢
筆記試験合格者発表
平成18年11月10日(金)
面接試験
平成18年12月10日(日) 名古屋、金沢
面接試験合格者発表
平成19年2月下旬
■ 筆記試験(学科と論文)状況
申込者数
東海北陸支部で、 48名 (全国298名)
面接試験受験者
東海北陸支部で、 18名 (全国113名)
■ 支部の対応
昨年の面接試験の中での協会への要望事項を支部役員会にて討議し、委員会活動方針に取り入れ、協会活動に反映を図ってきました。
皆様へコスト管理士創設の、目的を理解し、資格習得挑戦と奨励、コストに関する高度な知識と技術を持ったコスト管理士の活用をお願い申し上げます。
データベース・耐震委員会だより
データベース委員会
委員長 宇野 純也
支部のホームページ見ましたか!データベースのホームページ見ましたか!
今後の展開としては、積算の豆知識の充実(Q&Aをお待ちしています)、チェックのノウハウを資料作成中、耐震シートの見積条件の資料作成中等メンバー一同頑張っておりますので、データベース委員会へ、支部の掲示板・メール・FAX等にて、ご意見・掲載希望資料等をお寄せ下さいます用お待ちしています。
ホームページ委員会だより
ホームページ委員 硎谷 将紀
以前「ホームページを一新する」とこの場で宣言しました。
ホームページ委員全員でいろんな知恵を絞り システムから一新しようという案があり、使いこなせるようにそれぞれ練習をしました。
更新が比較的楽に出来、ページのイメージも簡単に変更可能なシステムです。ですが、そのシステムを導入するにはかなりのコストを必要とし、断念する結果となりました。
だからといって今までと同じホームページでは進化がないので、見た目の変化+使いやすさを重視したページを作成する事にしました。
皆さんもいろんな企業等のホームページをご覧になっていると思いますが、おそらく殆どがデザインのプロによるものです。
我々ホームページ委員はデザインに関しては素人ですので、見た目に美しく斬新なページを作るにはプロにお願いするしかありません。
現在 トップページを3案提案していただき、どれもが我々の想像を越え、他支部のホームページとは全く違ったデザインです。
デザインとはホームページに限らず、何の変哲のない物にでも全て関連しており、今回ホームページを作るにあたりデザインの難しさ・厳しさを改めて学ぶ事が出来ました。
デザインはプロに助けていただきますが、肝心なホームページの中身は、無駄なページを省き 今後必要と思われるページを増やして時代に沿った形で提供していきたいと考えています。もちろん、掲示板をもっと活発に利用していただけるような仕組みも考えていきますので、御意見等ございましたら是非知恵をお貸しいただきたいと思います。
設計審査委員会だより
設計審査委員会 委員長 西田 彰
平成18年度は、7件の設計審査依頼を予定しております。現在は5件目を審査中です。補助金の形態も変わり、残念ですが・・4年前の25件をピークに年々審査物件が減っております。
設計審査は今年度で6年目になります。今年度は最悪の年になりそうです。 出来の悪い設計書、対応の悪い設計事務所・・・頭を痛めております。段取りも悪く内容も悪く、チェックをしていただいた方々には、大変申し訳なく思っております。
単価を入れたら予算額をオーバー・・・辻褄合わせをすることとなり、刊行物の資材単価・材工単価の全てを0.5掛け以下でまとめた設計書がありました。 同じく、予算調整で建具の業者見積価格を0.19掛けで入れたのもありました。積算事務所側のミスとしては、単なる技量不足もありましたが、協力会社に出したものをノーチェックで右から左というのもありました。
当然エラーだらけです。 審査物件には「建築積算資格者」の氏名・捺印及び登録番号の記載をお願いしておりますが、これらの設計書を見る限りは、何の役にも立っていないように思います。「建築積算資格者の顔」がどこにも見受けられません。
辻褄合わせの設計書作りに加担することは拒否できないでしょうか。逆に、設計事務所に対して、どのようにしたらいいかの提案くらいはできないでしょうか。
我々建築積算資格者及び日本建築積算協会の地位向上を目指す意味で、認識と責任を持っていきたいものです。
次年度も皆様の設計審査への参加をお待ちしています。初めて参加を希望される方は、東海北陸支部のホームページ「設計審査・参加申し込み」をご覧ください。
講習・CPD運営委員会だより
講習委員会 委員長 硎谷 智彦
今年度の講習委員会は、昨年度末の3月から4月にかけて『出張講習会』を熱田区の建設会社で、7月と8月に『建築コスト管理ガイドブックの講習会』を名古屋と金沢で、10月には、豊橋の建設会社で『出張講習会』11月に『建築数量積算の実技講習会』を名古屋で開催し、予定では1月に名古屋での『建築改修工事の積算』を残すのみとなりました。
又、新しい試みとして8月から12月まで計18回に亘り『工種別勉強会』を積算事務所8社の参加で行いました。
仮設工事から耐震改修工事まで一回二時間程度の勉強会でしたが白熱した議論を交わし、工種によっては特別講師として専門業者の意見も聞けたことが非常に有意義な勉強会になったと思いました。特別講師として参加して頂きました、INAX・日新工業・旭中部資材・末永製作所・三晃金属工業・三和シャッター工業・日本板硝子・秀和工業の各社には改めて御礼申し上げます。
そして、7月と8月に名古屋と金沢で『継続能力開発(CPD)制度運用説明会』を行い、10月から正式に運用開始となりました。 残念ながら昨年末現在で登録者数が600名程度で、PR不足と反省していますが、建築積算資格者及び建築コスト管理士は、『CPD制度に参加しなければならない。』と義務付けられています。
建築積算資格者は3年毎の更新講習の受講で単位は取れますが、建築コスト管理士は、5年間で250単位の取得が必要となります。 まだ認定プログラムも満足のいく状況ではなく大変心苦しいのですが、CPD制度の参加登録を早めに済ませて頂きますようお願い申し上げます。
登録は積算協会のホームページから簡単な操作で出来ます。又、不明な点は協会までお尋ね下さい。
建築積算教育に関するアンケート
教育委員会 藤井正王
●建築積算の授業について
①.建築積算を授業で教えていますか。 (以下②~⑥までは、はいと答 えた学校のみお願いします)
②.建築積算はどの科目で教えていますか。
③.教えている時期はいつ頃ですか。
④.年間どのくらいの時間数で教えていますか。
⑤.現在担当されている先生は、建築積算を教えてどのくらいですか。
⑥.建築積算を教えている時に、どのような不安がありますか。
⑦.①の質問で、いいえと答えた方は理由を具体的にお願いします。
●日本建築積算協会について
⑧.日本建築積算協会をご存じですか。
⑨.建築数量積算基準をご存知ですか。
⑩.建築積算資格者という資格をご存知ですか。
⑪.コスト管理士という資格をご存知ですか。
⑫.上記の資格に興味がありますか。
⑬.日本建築積算協会の講習会・研修会等を知っていますか。
⑭.上記講習会・研修会等を利用したことがありますか。それは、どのよう なものでしたか。
⑮.日本建築積算協会のホームページをご存知ですか。
●建築積算教育懇談会について
⑯.建築積算教育で日本建築積算協会がお手伝いできることがあります か。
⑰.今後、この地域の先生方に集まって頂き、建築積算教育についての情報交換の場を開催したいと思っていますが、参加して頂けますか。
⑱.その時期はいつ頃が宜しいでしょうか。
⑲.その時に期待するものは何ですか。
アンケート結果
名駅新時代
JRセントラルタワーズ
完成時期:1999年12月
・規模:地上51階 245m
(ホテル棟53階 226m)
・延床面積:416,565m2
・用途:名古屋駅、JR名古屋高島屋、東急ハンズ、名古屋マリオットアソシアホテル、飲食店、オフィス
・事業主体:JR東海
・命名の由来:JR東海の英文呼称(Central Japan Railway Cpmpany)に由来。日本の中央、名古屋の都心の意味
ミッドランドスクエア
・完成時期:2006年9月
・規模:地上47階 247m
(商業棟6階 50m)
・延床面積:193,874m2
・用途:オフィス(トヨタ自動車など)、高級ブランド店(ルイ・ヴィトンなど)、飲食店、シネマコンプレックス
・事業主体:東和不動産、トヨタ自動車、毎日新聞社
・命名の由来:日本のミッドランド(真ん中)名古屋から全国に世界に向けたビジネス、情報、文化を発信するスクエア(広場)
名古屋ルーセントタワー
・完成時期:2007年1月
・規模:地上40階 180m
・延床面積:115,200m2
・用途:オフィス(トヨタファイナンシャルサービスなど)飲食店、クリニック、ビジネスサポートセンター
・事業主体:名古屋鉄道、中部電力、トヨタ自動車、住友生命、大成建設
命名の由来:緩やかな美しい曲線を描く独創的な構造が特徴で将来にわたりルーセント(光り輝く)することを目指す
モード学園スパイラルタワーズ完成予想
駅南で工事中
・完成時期:2008年2月
・規模:地上36階 170m
・延床面積:49,000m2
・用途:学校施設(名古屋モード学園、コンピューター総合学園HAL名古屋校)、商業施設
事業主体:モード学園、三井不動産
・命名の由来:スパイラル(らせん状)の外観。学生が切磋琢磨し絡み合いながら上昇し、社会へはばたくさまを表す
アクアタウン納屋橋
・完成時期:2006年11月
・規模:地上33階 118m
・延床面積:
・用途:賃貸マンション
・事業主体:東和不動産
忘年会
広報委員会
昨年12月15日(金)に中日ビル5階中日パレス「アイリス」総勢40名にて忘年会が行われました。
例年と同様、忘年会の前に「カトレア」にて役員会も行われ、コスト管理士の試験及び面接等の報告と各委員会及び部会報告がありました。
忘年会では先ず、支部長より昨年度より行われているコスト管理士試験及び本年度より開始したCPDシステムの内容等挨拶があり、植田会計監事の乾杯の音頭により忘年会が始まりました。
各テーブルではCPDシステム等の話もあり、名駅周辺の工事(支部報では本年度より表紙ならびに記事で特集しています)、そして本年度で改選になる各委員会の選任など、1年間をお互い振り返っていました。
宴会の途中抽選会もあり参加者も大いに盛り上がった会場でした。
大嶋北陸部会担当委員の中締めにより約2時間の忘年会は終了し、最後には全員で記念写真を撮り2006年の積算協会の行事は無事終了しました。その後は各自2次会に行かれたのでしょうか?
最後に各委員会の方々に1年間のご協力を頂きましてありがとうございます。
積算協会岐阜部会の1年
アトリエMAO建築事務所 田宮 三郎
今年も瑞穂市内、市橋屋さんで忘年会を12月13日開催しました。年を取ったせいか1年がすごく早い、もう1年が過ぎようとしています。今年も杉浦支部長よりお言葉をいただき忘年会が始まりました。
今年岐阜部会の行事を振り返りますと、6月18日に開催しました見学会、「徳山ダム工事中」を拝見してスケ-ルの大きさと、沈みゆく村の寂しさの両方を感じました。本当にこのダム必要だったのかな?、親睦旅行を8月26日から27日と開催され「おいがみ温泉」に参加させてもらいました。予算の都合上今回は会員バスに便乗しみましたが、以外に場所及び食事がいつもより工夫されていて満足でした。又、おいがみ温泉ではたまたま盆踊りが開催されていて40年ぶりに地元の旅館のお上さんの指導でおどり、昔を思いだしました。「旅の恥は掻き捨て」という言葉がありますが、旅先だったので踊ることができたし、私自身地元では恥ずかしくて出来なかったかも知れません。
見学会及び親睦旅行、忘年会と参加していつも思いますことは、「何か1つ良かったこと探すこと」です。
「心に残ること、楽しこと、勉強になったこと」
があれば未来に向かって生きることができます。
岐阜部会の会員の皆さんこんな楽しい会にぜひ参加して下さい。
静岡部会活動報告
北陸部会だより
アイピーエス積算部 藤曲 充信
寒さもだんだんと厳しく感じられる今日この頃ですが、建築不況も鍋底を脱する感があるように思われますが、いまだに厳しさ実感しております。しかしながら、「常に前進あるのみ」をもっとうに、資格者の皆さんの為に何が出来るかを考えて、今後も活動を行って参りたいと思います。
今年も静岡県立浜松工業高等学校に於いて、建築科の生徒を対象とした建築積算授業を行い、今後の建築者育成を行いました。積算授業の日程と内容は次の様になります。
第1回目 10月04日 8:50~11:50 藤井委員長
第2回目 10月25日 8:50~11:50 藤曲
第3回目 11月01日 8:50~11:50 藤曲
第4回目 11月08日 8:50~11:50 藤曲
第5回目 11月15日 8:50~11:50 藤曲
1回3時間×5回=15時間実施。(授業課題)
①建築積算とは、何だろう
②建築数量積算基準を知ろう
③数量積算を実際に経験してみよう
1.基礎・地中梁・柱・梁
2.壁・床版・雑・土間・土工・地業
3.内装・外装・建具など
④経験談と社会人として
今年で2年が経ちましたが、毎年感じる事ですが、浜工生は笑顔がすてきな、まじめでやる気がある若者の印象を受けます。建築積算の基本とは何か、拾いとは何かなど、また、自分の経験談と社会人としての心構えや考え方などについて話しましたが、生徒の皆さんにどの位伝えられたか、何時も考えさせられます。今後もこの様な機会を頂けたなら、積算協会の一員として、未来の建築積算者育成に微力ですが、頑張りたいと思います。
また、自分自身も成長出来る様、努力して参りたいと思います。浜工の先生と生徒の皆さん有難う。
北陸部会 笠谷 正
いま、設業界に於いては“官製談合問題“が連日マスコミで取上げられています。昨年度の”構造計算書の偽造問題“に引続きと建設業に対する世間の信頼は地に落ちた感があります。公共工事の大幅削減に加え、建設業界は大変な逆風の中にあります。
各自治体では、腐敗の根を絶つ方策として一定額以上の工事に限られている一般競争入札を大幅に増やし、電子入札の導入、或いは罰則の強化・内部通報制度の必要性など打ち出していますが、早急な具体策の制定がのぞまれます。
こうした中、去る12月10日に「コスト管理士」の筆記試験合格者の面接審査が行われました。
例年、前日にルネス金沢で忘年会を開き、翌日コスト管理士の面接というスケジュールで行っていますが、忘年会には、名古屋より杉浦支部長、二葉積算の西田さんも駆けつけて頂き、賑やかな宴となりました。
翌日の「コスト管理士」面接審査には、支部の西田設計審査委員長、部会から塚田委員、松平さんに立会いをお願い致しました。本年度は北陸部会では11名の方が受験され、当日は7名の方に対する面接が行われました。中には再挑戦の方があり大変喜ばしいこととおもいました。しかしながら、コスト管理士=会員ですから会員数拡大の起爆剤と期待していますが、まだ2年目と発足間もないこともありますが残念ながらまだまだ低調で、会員数の拡大に直結しているとはいえません。
コスト管理士制度は社会的な認知度が低く、建設業界内でもさえ定着していません。7月末から杉浦支部長に北陸三県の各自治体および関係団体を訪問・パンフレットの配布・PRして回りましたが、今後、受験資格・運営面を含めよりよい資格としてゆく必要をかんじました。
積算士・積算資格者精度も定着するまで20年以上かかりました。コスト管理士制度に対する高い期待と、今後会員としての活動に対する意欲を持ち続けるためにも、特に積算を志す若い方々の目標となる資格として多数の方が参加されることを期待しています。
◇ 今期後半の活動報告
① 9月24日 コスト管理者筆記試験 金沢勤労者プラザ 11名受験
② 11月11日 建築積算資格者更新講習 石川県地場産業振興センター 128名
③ 12月9日 北陸部会忘年会忘年会 ルネス金沢 13名出席
④ 12月10日 コスト管理士面接 金沢勤労者プラザ 7名面接
編集後記
名駅新時代の開幕!
昨年度より支部報の表紙及び特集として掲載している名駅周辺の工事が進んでいます。支部報43号で掲載しましたミッドランドスクエアは昨年10月にオフィス棟が開業し今年3月には商業棟もオープンします、北側には前回の支部報で掲載し今月完成した名古屋ルーセントタワー、南側にはビル名にふさわしい形が見え始めたモード学園スパイラルタワーズ、そして東側には表紙に掲載の昨年11月に完成したアクアタウン納屋橋と名駅周辺の新たな1年となりそうです。
各建物ともに高さ及び外観で名古屋地区の中心部名駅をビジネス拠点としてアピールするにはふさわしい建物です。広報委員会では名駅周辺の高層ビル群を本年も建物が完成するまで表紙及び本頁に掲載し、半年ごとの変貌を伝えていきたい思います。
本年も1年間の本誌のご愛読を宜しくお願い致します。